payroll

SWIFTとは何か、その仕組みとは?

SWIFTは金融機関のネットワーク上で動作するメッセージングシステムです。世界中の数千の銀行が金融取引に関する情報を安全かつ標準的な方法でやり取りするためにSWIFTを利用しています。

Yuki Iwamoto
Written by Yuki Iwamoto
3月 1, 2022

 

国際送金を必要としたことがある人なら、SWIFTネットワークという言葉を聞いたことがあるかもしれません。ほとんどの大手銀行がSWIFTを使用しています。この記事ではSWIFTのシステムについて詳しく説明します。

SWIFTの仕組みについての要約

SWIFTは2つの銀行間の送金の通信に使用されます。2つの銀行が互いに関係(商業口座)を持っている場合、SWIFTメッセージを受信すると同時に送金が行われます。自分の個人口座のお金は銀行の商業口座を経由して相手の口座に振り込まれます。銀行は手数料を取ります。
両行の関係がない場合は仲介の銀行が手続きを進めます。その際、別途手数料がかかります。
送金に2つの通貨が含まれる場合はどちらかの銀行が両替を行います。

SWIFTとは?

SWIFT(The Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication、国際銀行間通信協会、スイフト)は金融機関のネットワーク上で動作するグローバルなメッセージングシステムです。世界中の1万以上の銀行が利用している会員制協同組合で、金融取引に関する情報を安全かつ標準化された方法で伝達しています。

SWIFTが導入される以前は、銀行は国際取引にTelex(テレックス)を使用していました。Telexはすべての取引をコードではなく文章で記述するため、銀行と利用者の双方にとって悪夢のような時間のかかる決済命令システムでした。

1973年にSWIFTが設立され、Telexよりも効率的に金融メッセージを転送するコード体系を考え出しました。SWIFTの本部はベルギーのブリュッセルにあります。

古いデータにはなりますが2018年時点で高額なクロスボーダー決済の半分がSWIFT経由で行われており(参考URL)、現在200以上の国や地域をカバーしています。

SWIFTの仕組みとは?

SWIFTネットワークは実際にお金を送金するのではなく、SWIFTコードを使用して金融機関間で取引注文を伝達します。SWIFTのおかげで、実際の資金移動に使用されるIBAN(International Bank Account Number、国際銀行口座番号)とBIC(Bank identifier code、銀行識別コード)の形式が標準化されました。

SWIFTはすべての金融機関に8文字または11文字からなる個別コードを割り当てています。このコードはSWIFTコード、ISO-9362、またはBICコードと呼ばれます。このコードは金融機関コード、国コード、所在地コード(または都市コード)、および個々の支店のためのオプションの支店コードで構成されています。

IBANコードとSWIFTコードは同じものではないことに留意してください。SWIFTコードは銀行を特定するだけですが、IBANは銀行とその銀行の特定の口座の両方を特定するものです。米国はIBANに参加しておらず、代わりに国内の支払いにはABAルーティングナンバーを、国際的な支払いにはSWIFTコードを使用しています。

SWIFTは実際に送金するわけではないため別の介入が必要で、全体のプロセスに時間がかかります。また、送金にコストがかかります。

SWIFTは誰が管理しているのか?

SWIFTは協同組合であり、どこの国にも支配されていません。25人の理事会が管理し、G10諸国の中央銀行(カナダ銀行、ドイツ連邦銀行、欧州中央銀行、フランス銀行、イタリア銀行、日本銀行、オランダ銀行、スウェーデン国立銀行、スイス国立銀行、イングランド銀行、米国連邦準備制度)、欧州中央銀行、ベルギー国立銀行が監視しています。

SWIFTは中立的な公益事業として活動しているため制裁に関する判断はしていません。しかし、SWIFTはベルギーの法律に基づいて運営されているため、制裁を含むEUの規制には従わなければなりません。

SWIFTで送金する

理解を深めるために、例を挙げてみましょう。ボブは、自分のアメリカの銀行口座からオーストラリアのパトリックの銀行口座に100ドルを送金したいと思います。

2つの銀行間の関係から、2つのシナリオがあります。

銀行間の関係が確立している場合:

銀行間の関係が確立している場合、それはお互いに商業口座を持っていることを意味します。この場合、物事はより簡単で速く、次のようになります。

ボブの銀行はパトリックの銀行にSWIFTメッセージまたは支払い指示を送信し、多くの場合は数分で受信されます。
ボブの銀行は彼の個人口座から100ドルを引き落とす(お金が出ていく)。
ボブの銀行はパトリックの銀行にある商業銀行口座に入金する(お金が入ってくる)。
パトリックの銀行が彼の個人口座に入金する(お金が入ってくる)。
この場合は銀行間の関係は確立しているので、資金移動はそれなりに簡単です。

銀行との関係が確立していない場合:

この場合は少し複雑になります。2つの銀行がお互いに商業用口座を持っていないため、仲介銀行を利用して送金を行うことになります。仲介銀行とは他の2つの銀行が商業口座を持っている銀行です。

最初のケースと同様に、ボブの銀行はパトリックの銀行にSWIFTメッセージを送信し、適切な仲介銀行を探します。仲介銀行をM銀行と呼ぶことにしましょう。

適切な仲介銀行が見つかると、次のような流れになります。

ボブの銀行はボブの個人口座から100ドル引き落とす(お金が出ていく)。
ボブの銀行はM銀行に、自行の商業用口座から100ドルを引き落とし、パトリックの銀行の商業用口座に入金するよう依頼する。
M銀行は送金額から仲介手数料(仮に1ドル)を差し引き、パトリックの銀行の商業口座に99ドル入金する。
パトリックの銀行は、パトリックの個人口座に99ドル入金する(お金が入ってくる)。
これらの付加的なステップが裏で行われるため、このプロセスには時間がかかり(通常3~5営業日)、手数料もかかります。

時には2つの銀行が仲介銀行やコルレス銀行(Correspondent Bank、外国に送金するにあたり、その通貨の中継地点となる銀行)に商業口座を持たないこともあり、その場合は複数の仲介銀行を介する必要があります。 ご想像のようにこれにはさらに処理時間がかかり、当然ながら手数料もかかります。

通貨が異なる場合はどうなるのでしょうか?

このシナリオでは、プロセスにもう1つのステップ、すなわち外国為替が加わります。両替はどちらかの銀行で行われますが、おそらくあまり好ましくないレートで行われるでしょう。そのため、送金コストが65ドル以上になることもあります。

貴社の海外の従業員に最適な給与支払い方法を見つける

海外にいる従業員へも国内の従業員同様に、常にスムーズに期日までに給与が支払われるべきです。

Deelではプラットフォーム上で一括して、世界中のチームメンバー全員に時間通りに、数分で給与を支払うことができます。Deelはグローバルな給与計算を行い、数十の引き出しオプションと通貨を提供し、換算にかかる手間
と手数料を削減します。Deelのグローバルな給与計算・支払いサービスについての詳細は、お気軽にこちらからお問い合わせください。

参考URL:

世界中のチームメンバーへの給与支払いソリューションについて

給与支払いご担当者様向けのDeelの給与支払いソリューションのご説明

 

Deelはリモートチームやグローバルチームをサポートします。お気軽にご相談ください。

+

国で

+

顧客

+

法律専門家

+

通貨