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11 min read

EORによる就労ビザスポンサーシップ の活用方法:大企業向けガイド

雇用主記録

移民

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著者

Deel Team

最終更新日

09 3月, 2026

Table of Contents

就労ビザスポンサーシップとは

スポンサーの主な要件

EORによる就労ビザスポンサーシップとは

EORによる就労ビザスポンサーシップでのDeelの活用方法

EORスポンサーを活用する他のメリット

DeelのEORによる就労ビザスポンサーシップで、グローバル採用をより効率化

重要なポイント

  1. EORによる就労ビザスポンサーシップを利用すれば、海外で現地法人を設立することなく、グローバルに人材を雇用したり転勤させたりすることができます。
  2. EORによる就労ビザスポンサーシップは、従来のスポンサー制度機関や移民弁護士よりも、就労ビザの取得プロセスがより合理的で透明性が高くなるメリットがあります。
  3. Deelイミグレーションでは、EORによる就労ビザスポンサーシップを提供しています。ビザおよび移民サポートに加え、グローバルな給与計算、身元調査、設備、コワーキングスペース、株式、請負業者の雇用など、さまざまなサービスをご提供します。

優秀なグローバル人材を獲得・維持し、新たな市場へ進出するためには、従業員の柔軟な働き方やリモートワークへのニーズ、そしてグローバルモビリティへのニーズに適応する必要があります。そのため、多くの企業が海外従業員の就労ビザの取得する際の課題に直面しています。

企業が雇用に際して就労ビザを取得しなければならない主な理由:

  • 優秀な人材を世界中から確保するため グローバル化が進む現在、最適な人材が必ずしも本社が所在する地域にいるとは限りません。就労ビザを取得すれば、企業は国境を越えて優秀な人材を採用でき、競争力の強化につながります。
  • 新規市場への進出を円滑に進めるため 海外市場へ進出する際、現地で人材を採用する場合もあれば、高度なスキルを持つ社内の人材を配置するケースもあります。後者の場合、現地での業務遂行に必要な就労ビザの取得が不可欠です。
  • リモートワーク時代の従業員ニーズに対応するため 特にリモートワーカーは、ワークライフバランスを重視し、柔軟な居住地選択を求める傾向があります。そのため、従業員の希望に添って海外転居に対応できるよう、ビザ取得の準備を整えておくことが必要です。

就労ビザスポンサーシップとは

就労ビザスポンサーシップ(※英語のみ)とは、個人または企業が外国籍人材のビザや就労許可の申請を支援し、政府に対して必要な書類を提供する仕組みを指します。スポンサーは、支援対象者が移民法や関連規制を遵守するよう一定の責任と義務を負います。

多くの国では、外国人労働者が現地で生活し、働くための条件としてビザスポンサーシップを義務付けています。これは、労働者を不当な搾取から保護すると同時に、政府が国内で活動する外国人労働者を適切に把握し、公的プログラムの財源となる手数料を徴収するためでもあります。

労働者保護における主な役割:

  • 公正な賃金の支払いや、安全な労働環境での業務遂行を保証
  • 悪質な雇用主による不当な労働搾取を防止
  • 不当な扱いや差別を受けた際、労働者が異議を申し立てる手段を提供

外国人労働者の管理における主な役割:

  • 不法入国の管理
  • 外国人労働者による納税義務の履行を保証
  • 外国人労働者の経済的影響を追跡

スポンサーの主な要件

通常、外国人労働者を雇用する現地企業が、その就労ビザのスポンサーとなります。ただし、就労ビザの要件(※英語のみ)や企業スポンサーシップの基準は国ごとに異なり、具体的な基準、必要書類、申請プロセスには大きな差があります。

多くの場合、外国籍従業員の就労ビザのスポンサーとなるためには、現地拠点があることが要件、あるいは重要な判断要因となります。現地拠点には、設立済みの法人や事業体、登記済みの事務所、支店、あるいは継続的な事業運営といったさまざまな形態があります。この要件は、雇用主がその国で事業を行っているという実態があり、外国人労働者を必要とする正当な理由があることを担保するためのものです。

進出を目指す国に物理的な拠点や法的実体を持っていない場合、EORによる就労ビザスポンサーシップという選択肢があります。

EORによる就労ビザスポンサーシップとは

EORによる就労ビザスポンサーシップとは、雇用代行業(EOR)が外国人労働者に代わってスポンサーとなる就労ビザの取得制度を指します。EORは、給与支払い、福利厚生、人事管理、および労働法規の遵守といった実務を担い、法的な雇用主として機能する企業や組織です。

EORによる就労ビザスポンサーシップの主な構成:

  • 雇用代行業者(EOR): クライアント企業に代わって労働者を雇用し、法的・行政的な責任を負う第三者機関。現地拠点や法的実体を設立することなく、他国へ自社の労働力を拡大したい企業にとっては特に有用
  • 外国人労働者: 自国以外の国での就労を希望する個人。クライアント企業が直接採用する場合もあるが、法的および事務的な観点からEORが雇用主となる
  • スポンサーシップ: EORが外国人労働者に代わって就労ビザのスポンサーとなり、グローバル人材の雇用に伴う法的・規制上の義務を引き受ける制度。このスポンサーシップにより、現地の労働法、税制、その他の雇用関連要件への遵守を保証
  • ビザ申請手続き: 必要書類の提出、入国管理当局とのやり取り、およびビザ承認プロセスの調整など、EORが引き受ける外国人労働者の就労ビザの申請と処理
  • 就業形態: 就労ビザが承認され、外国人労働者が進出先の国でクライアント企業のために合法的に働くことができるようになると、引き続きEORが給与、福利厚生、その他の雇用関連事項を管理し、現地法への準拠を維持

通常、[企業は採用を検討している]現地に法人を持っていません。だからこそ、弊社の法人基盤を活用するのです…ビザをスポンサーするには、スポンサーシップのための適切なインフラが必要で…多額のコストをかけてまで自ら法人を設立したくはないはずです。法人を設立すれば監査を受ける必要がありますし、人事管理やコンプライアンスの維持も求められます。これらは非常に大きな負担です。さらに(米国企業であれば)年度末の税務申告も義務付けられます。したがって、インフラを構築することなく、どこでも人材を雇用できる力を持てることは、弊社の顧客企業にとって画期的な転換点なのです

Alex Bouaziz,

Deel 共同創業者兼CEO

EORによる就労ビザスポンサーシップは、米国のH-1Bビザ(※英語のみ)のような非移民ビザだけでなく、グリーンカード(永住権)のような移民ビザの双方において非常に有効です。

米国で従業員を恒久的に採用、あるいは異動させたい組織は、EORにグリーンカードのスポンサーを任せることができます。これにより、外国籍の個人に法的永住権を付与し、最終的には米国市民権の取得への道を提供します。

また、EORによるスポンサーシップは、海外にいる従業員を自国の本社へ呼び寄せたい大企業にとっても、雇用主によるスポンサーシップでビザを取得しやすくなります。

例えば、米国の雇用主がEORによるスポンサーシップを利用することで、ビザ取得に伴う煩雑な事務作業を担うことなく、海外の優秀な人材を米国内の本社に異動させることができます。これにより、企業は本来の戦略的優先事項に時間とリソースを集中させることが可能になります。

Deelがサポート可能な各種ビザをぜひご確認ください。 米国市民権を持たなくても、米国企業で働きながら、「デジタルノマド」として海外で生活する方法については、こちらの記事をご覧ください。

フィンテック企業のZip Co社が、Deelを活用して従業員のモビリティを推進した成功事例をご紹介します。

Deelのおかげで、業務をより迅速、簡単、かつコスト効率よく進められるようになりました。私たちは、チームが非常に重視している移動の自由と柔軟性を他社には真似できないレベルで従業員に提供できています

Emma Leipold,

Zip Coシニア・グローバルモビリティ&トータルリワード・パートナー

EORによる就労ビザスポンサーシップでのDeelの活用方法

Deelでは、直感的に操作できるグローバル給与計算・人事プラットフォームの中に、EORによる就労ビザスポンサーシップが組み込まれています。Deelなら、新規採用者の雇用契約書を作成する際に、そのままビザのスポンサーシップおよび取得プロセスをすばやく開始できます。また、契約締結前に従業員のビザ取得に関する適格性を確認することも可能です。

Deelを利用して新規または既存の従業員のビザスポンサーシップを依頼する際の手順:

  1. 管理画面の「Immigration(出入国管理)」タブから「Check visa eligibility(ビザ適格性の確認)」を選択
  2. 従業員を雇用する国を選択 3.「新規」または「既存」の従業員の適格性確認を選択
  3. 現在の市民権ステータスや、ビザ取得が必要な家族あるいは被扶養者の人数など、従業員の詳細情報を入力
  4. 入力内容を確認し、適格性チェックを送信
  5. 取得可能なビザの費用の内訳とタイムラインを確認
  6. EOR契約書を作成
  7. 追加の福利厚生を選択し、EORチームに費用の見積もりを依頼
  8. EOR契約書の内容を確認して署名
  9. ビザ申請サービスに関する請求書を確認・支払
  10. Deelがビザ申請プロセスを開始(進捗状況はトラッカーで確認)

導入事例:3名のビザスポンサーシップを実現したB2B SaaS企業 Taktile社(※リンクは英語のみ)

最善の解決策は、現地に法人を設立することなく、素晴らしい才能を持つ人材の採用を支援してくれるEORを見つけることでした…

Valeria Rosati,

Taktile社 HRオペレーション・リード

EORスポンサーを活用する他のメリット

EORによる就労ビザスポンサーシップに加え、一部のEORプラットフォームでは包括的なグローバルサービスを提供しています。例えばDeelでは、以下のような多岐にわたるサポートを行っています。

  • グローバルな給与計算: 単一のプラットフォームでグローバルに給与計算を実行。国際業務が効率化され、現地の法令遵守、税務、福利厚生といった継続的な事務負担を解消
  • 身元調査: AI技術を活用し、190か国以上で候補者のスクリーニングを自動化。数分で結果が得られ、採用までの時間を約80%短縮
  • 機器の提供: Deel ITを通じて、世界中のリモートチームが必要なIT機器の調達、配送、管理を代行。税務コンプライアンス、通関・配送書類の作成、130か国以上での戸別配送といった物流実務にも対応
  • 柔軟なワークスペースの提供: 新規採用者に便利なコワーキングスペースを提供。パスの新規発行に関する事務作業や、職場トラブルにもすべてDeelが対応
  • 株式報酬の付与: 世界各地のEOR従業員に対して株式報酬を付与するための、法務および税務サポートを提供。給与への反映や課税対象事由の報告にも対応
  • 誤分類リスクを回避: Deel Contractorは、150カ国以上で業務委託者を正しく分類。また、代理で契約を締結し、従業員と業務委託者の誤分類のリスクを回避
  • 無料の人事プラグイン: Slack上でタスクを完結できるEngageプラグインで、チームの連携と組織文化を向上。ツール間の切り替えによる集中力の低下を防ぎ、従業員の生産性をアップ

導入事例:Deelを活用して1年間で従業員数を20%増加させた決済テクノロジー企業 Form3社(※リンクは英語のみ)

Deelでなければ100名もの人材を決して採用できなかったと思います。ビザが必要な場合でも、従業員が適切なサポートを受けられるという安心感があるのは、Deelのおかげです

Leanne Schofield,

Form3社 人事責任者

DeelのEORによる就労ビザスポンサーシップで、グローバル採用をより効率化

EORによる就労ビザスポンサーシップの領域において、Deelは極めて優れたパートナーとしての地位を確立しています。当社のグローバルプラットフォームは、複数の国々における従業員および業務委託者の採用、オンボーディング、そして管理を効率化する幅広いサービスをご提供します。

Deelのようなプラットフォームを通じてEORによる就労ビザスポンサーシップを導入することは、もはや単なる戦略ではなく、グローバル企業にとって必須事項となっています。国際的なモビリティに対するこの革新的なアプローチを活用して多様なグローバル人材の潜在能力を最大限に引き出すことが、競争優位性を獲得することにつながります。

現在、Deelは世界最大のEORプロバイダーとして、市場をリードする150以上の自社法人を通じ、35,000社を超える企業を支援しています。各法人はすべてDeelが単独で所有・運営し、第三者のプロバイダーへの外部委託は一切行っていません。

Deelのビザおよび移民サービスについての詳細を確認、または無料相談をご予約ください。

Deel EORの詳細をご覧いただくか、または 30分間の無料デモで、Deelのサービスがどのように海外での雇用に役立つのかをご確認ください。

次のステップ

免責事項:本記事は法的助言に代わるものではない点にご留意ください。実際に行動を起こされる前に、必ず公式サイトを確認するか、あるいは法的助言を求めてください。